2023年12月4日〜31日までオンデマンド配信を実施しました
全セッション英語,英日・日英同時通訳付き*
*ただし,総括セッションを除く
The conference started.
Panelists are doing discussion for “Multi-domain Decision Making in Active Cyber Defense”
Day1, afternoon session.
Day 1 Afternoon, Panel Discussion “Operationalizing Active Cyber Defence Capability”
Day 1 Afternoon, Panel Discussion “AI frontiers in Multimodal Information Warefare”, two presenters joins live online.
ホワイトペーパー
今回のCYDEF2023のテーマは「国際秩序構築のためのアクティブサイバーディフェンスの在り方」です。このキーワードが注目されているのは2022年末に公表された我が国の国家安全保障戦略の中で「武力攻撃に至らないものの、国、重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃のおそれがある場合これを未然に排除し/またはこのようなサイバー攻撃が発生した場合の被害の拡大を防止するために能動的サイバー防御(英訳版:Active Cyber Defense)の能力を保有する」と言及されたことによります。しかしながら、Active Cyber Defenseに関する明確な概念や方法論などは必ずしも我が国含め明確にはなっていない状況です。また、サイバーセキュリティに関する議論は、単なる技術論だけでなく国家戦略と政策、国際関係、法律など多様な観点で議論する必要があります。そこで、このWhite paperでは今回の会議の参考資料として、基本となるサイバーセキュリティの状況認識とそこから諸外国含め議論されているActive Cyber Defenseに関する背景、論点についてまとめてみました。このWhite paperをご参考にして頂くことで、CYDEF2023での議論がより有意義になることを期待しています。 注)このWhite paperは会議開始までに更新されることがあります。
ホワイトペーパのダウンロードはこちらから
CYDEFとは?
CYDEFとは、情報技術の発展とネットワークの拡大に伴い、距離も境界も消散し、加速度的に変貌を遂げ、先行きの見えにくくなりつつある社会の中にあって、目指すべき方向性を見出すために、国を越え、立場を超え、多くの人々が共に議論を行う場です。
2018年に平和と安全のための科学(Science for Peace &Security)基金を用いてはじめられ、今年6度目を迎えるこのカンファレンスは、これまで欧州、米国のみならず、日本を含むアジア太平洋地域から閣僚、サイバー大使、サイバー司令官、エシカルハッカー、研究者等延約250名の登壇者、約4,000名の聴講者が集まり実施してまいりました。
CYDEF2023の 目的
CYDEFは、情報の発信、認識の共有、連携の確立を行うことを目的としています。
情報の発信 とは、様々な経験、知見を有する専門家、有識者を集め、その意見発表の場を設けることです。それにより我々が普段接することのない、新たな知見に触れ、日常抱える問題を解決していくヒントを得ることができます。
認識の共有 とは、発表を通して認知を同じくし、理解の基盤を得ることです。それにより共通の脅威は何かを把握し、共同して対応していくことができます。
連携の確立 とは、発表を介して相互に理解しあい、共同の素地を築くことです。それにより共通の課題に対する協力を期すことができます。
世界各地から集まった専門家、有識者の議論を伺いながら、国や立場は違えども、同じ問題とそれへの取り組みを発表し合い、理解し合い、協力し合う枠組みを築いていければと考えています。
CYDEF2023のテーマ
International Order and Active Cyber Defense 〜国際秩序形成のためのアクティブサイバーディフェンスの在り方 〜
今年のCYDEF2023のメインテーマは “International Order and Active Cyber Defense-国際秩序形成のためのアクティブサイバーディフェンスの在り方-” です。ウクライナをはじめ、世界各地における国際関係の緊張の激化とともにサイバー脅威も高まりつつあります。秩序の礎となる法の整備が追い付かず、平和とも戦争ともつかないグレーゾーンと呼ばれる状態の中で、悪意ある活動を徒に緊張を高めることなく封止していくには、どのようにすればよいのか。
この問いに対する解を見出すために、今年は当機構のほか、フィンランドのハイブリッド研究所 (Hybrid CoE) 、エストニアのNATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE) 、ラトビアのNATOストラテジックコミュニケーション研究所(NATO StratCom) 、オランダのNATOコマンドアンドコントロール研究所 (NATO C2CoE) 、米国の陸軍サイバー研究所 (Army Cyber Institute, USA) の5つ研究所を招き、関連研究を行う研究者をご紹介いただき、以下の6つのセッションテーマを中心に議論を行います。
インターネットによる距離の消滅とともに、直接犯罪者のみならず、サイバー戦士と対峙する中、各研究所において、どのような議論がなされているかを知り、今後の継続した意見交換の足掛かりが得られればと考えています。
パネルディスカッションセッションのテーマ一覧
※テーマ名をクリックすると,リンクされた詳細がみられます
アクティブサイバーディフェンスにおける領域横断的な意思決定 アクティブサイバーディフェンスの運用化 複合情報戦におけるAIの最前線 2035年における太平洋地域のサイバー防衛のための法律、政策、パートナーシップの課題 認知的な優越におけるサイバーとハイブリッドの側面 各国のサイバー戦略におけるアクティブサイバーディフェンスの在り方
パネルディスカッションテーマの詳細
■アクティブサイバーディフェンスにおける領域横断的な意思決定 Day1 09:45-11:15 (Multi-Domain Decision Making in Active Cyber Defense)NATOコマンドアンドコントロール研究所 (NATO C2CoE, Utrecht, Netherlands)
モデレータ:Dr./COL Mietta Groeneveld (NATO C2CoE )
ネットワークで相互接続された今日の世界では,サイバー脅威とインシデントに対するアクティブな防衛に対する包括的かつ協調的なアプローチが必要とされている.民間,公共,警察,軍などさまざまな組織間での情報共有,状況認識の統合,意思決定の共有や同期等,これらのオーケストレーションには法的な境界線の違いや指揮命令系統の違いによる課題がある.
NATO C2COEでは,CYDEF 2023において「アクティブサイバーディフェンスにおける領域横断的な意思決定」をパネルディスカッションのテーマとする.本セッションでは,マルチドメイン(領域横断)の意思決定における複雑さを掘り下げ,アクティブなサイバー防衛を促進するための革新的な戦略について探ることを目的とする.
本セッションにはアメリカ,ヨーロッパ,アジア,そして日本からこれらの課題に取り組んできた豊富な経験と地域的な専門知識を持つ著名なパネリストとして招き,それぞれの見識や知識を共有することで,地域特有のニュアンスやベストプラクティスにフォーカスし,多様な視点によりディスカッションを行る.本セッションに参加していただくことにより,組織のサイバー防衛態勢を強化するための実用的な知識と貴重な教訓を得ることができる.
■アクティブサイバーディフェンスの運用化 Day1 14:10-15:40 (Operationalizing active cyber defence capability) NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE, Tallinn , Estonia)
モデレータ:Ms. Tomomi Moriyama (CCDCOE )
アクティブサイバーディフェンスは目新しい概念ではない.米国防総省の戦略文書では2010年代初頭にこの概念について述べられており,悪意ある活動がネットワークやシステムに影響を及ぼす前にそれを検知し,阻止する手段を採用する必要性が強調されている.アクティブサイバーディフェンスについて普遍的に合意された定義は存在せず,その活動範囲は様々であり,サイバー脅威インテリジェンスや攻撃的サイバースペースオペレーションなど,従来の受動的防衛以外のものを意味することもある.よって,アクティブサイバーディフェンスに対する異なるアプローチは,異なる意味合いが伴う点を理解しておく必要がある.
本パネル・セッションは,アクティブサイバーディフェンスに関する議論を概念的なレベルにとどめず,この概念が現場で運用される際の実際的な意味合いと潜在的な課題に焦点を当てることを目的としている.従って,戦略・政策立案,サイバー作戦指揮,レッドチーム,法律顧問などの実務経験を有する専門家が一堂に介し,それぞれの専門分野からアクティブサイバーディフェンス指向の政策や活動を取りあげ,複雑性、政策/法律/運用/技術的考察/サイバー人材育成への影響や,その利点や効果について実践的な説明を行う.
積極的なサイバー防衛に対する各国のアプローチの比較 攻撃的サイバー空間作戦に適用される国際法といくつかの想定されるケース 積極的なサイバー防衛アプローチを軍事作戦に組み込む際の考慮点 演習、レッドチーム、サイバー人材開発 多国間協力による能動的サイバー防衛の枠組み 国家のサイバー能力を評価・測定するためのベンチマーク
また,参加者の方に議論の一端を担ってもらうため,プレゼンテーションの後には短いミニ・テーブルトップ演習を行う.アクティブサイバーディフェンスを運用する上で,サイバー専門家や意思決定者が直面する可能性のある模範的な事例や質問がパネルによって提示され,テーブルトップ演習に参加して意見を交換することを予定している.
■複合情報戦におけるAIの最前線 Day1 17:30-19:00 (AI Frontiers in Multimodal Information Warfare)NATOストラテジックコミュニケーション研究所(NATO StratCom, Riga, Latvia)
モデレータ:Mr. Gundars Bergmanis-Korats (NATO StratCom )
NATO StratCOMがCYDEF 2023のパネルディスカッションテーマとする「複合情報戦におけるAIの最前線」は,現代戦におけるAIの重要性の高まりについて掘り下げるもので、特に戦略的コミュニケーションにおけるAIの役割に焦点を当てる.
現代の戦争は認知領域における活動が増大していることが認識されており,NATO StratCom の機能としては,認知領域における活動と部隊等の活動の橋渡しをすることが重要となってきた.このような状況下で,最近のAI技術の進歩は,情報環境の提供側と情報の利用側双方に影響を与える点で際立っている.
本パネルディスカッションの冒頭では,ソーシャルメディアの利用を通じて情報やプロパガンダを生成し,広めるためにAIがどのように活用されているかについて専門家が議論する.続いて,防衛側の視点から,戦略的コミュニケーションにおける生成型AIの変革の可能性を検証する.また,このようなリスクを軽減するための適切な政策措置について議論する.
最後のパネルディスカッションでは,戦略的コミュニケーションにおけるAIの将来的な役割を評価し,AIが人間主導のイニシアチブを補完するのか,それとも取って代わる可能性があるのかを議論する.パネルの最終的な目的としては,AIが情報戦の分野にもたらす複雑な課題と機会について理解を深めることを目的とし,様々な分野の専門家による情報に基づいた対話を促進することである.
■2035年における太平洋地域のサイバー防衛のための法律、政策、パートナーシップの課題 Day2 09:45-11:15 (Legal, Policy, and Partnership Challenges for Pacific Cyber Defenses in 2035)陸軍サイバー研究所 (Army Cyber Institute, ACI, West Point, USA)
モデレータ:Dr./LTC Jason C. Brown (ACI )
(目的)本パネルディスカッションでは,アジア太平洋地域における増大するサイバー脅威の状況および米国とそのパートナーである日本および韓国が統合抑止力を効果的に強化する方法を探求・分析する.オープンでパブリック環境下でのサイバー脅威と「グレーゾーン」内の作戦の両方に焦点を当て,パネルディスカッションでは様々な分野におけるサイバー防衛の現状と予想される状況を評価し,変化するサイバー作戦のダイナミクスに直面して安全保障を強化するための政策について議論する.
(背景)本パネルディスカッションは,米国国家防衛戦略における「統合抑止」の概念に基づき,2018年国防総省サイバー戦略で示された国際的パートナーシップの運用を目指すものである.第3のオフセットの精神に基づき,技術的な進歩だけでなく,サイバー戦の性格に革命をもたらすことができる作戦上および組織上の構成についても掘り下げる.パネルディスカッションでは,サイバー領域が未成熟であること,アジア太平洋地域にNATOのような組織が存在しないことがもたらすユニークな課題を示す.
(重点分野)
<法的・政策的摩擦>本パネルでは,サイバー・パートナーシップの運用面および組織面を検討することにより,米国とインド太平洋地域の同盟国およびパートナーとの間のサイバー防衛の統合の有効性を妨げている現在の法的・政策的摩擦点を包括的に評価することを目的とする.
<組織の強化>本パネルでは,米国とインド太平洋地域の同盟国やパートナーが組織化しているさまざまな方法を比較対照する.また,防衛サイバー軍事力の強化について述べる.これには,米国州兵パートナーシップ・プログラムなどの同盟国/パートナー間の能力,制約,相乗効果の可能性に関する検討も含まれる.その目的は,共同改善のための領域を特定することである.
<脅威の理解>本パネルでは,地域内の具体的なサイバー脅威に関する狭い議論は避け,その代わりに新たな脅威に光を当てることを試みる.社会を横断し,法的/政策的領域に触れるグレーゾーンでの活動に関する理解は,的を絞った抑止戦略を開発するためには不可欠である.
(期待される成果)本パネルディスカッションでは,政策立案者,軍事戦略家,学者,サイバーセキュリティの専門家にとって貴重な洞察を提供するものである.最終的には,本パネルの知見は太平洋地域における統合抑止の実現と,民主的同盟国/パートナー間のサイバー・パートナーシップの効果的な運用に貢献するであろうと考える.
■認知的な優越におけるサイバーとハイブリッドの側面 Day2 12:30-14:00 (The cyber and hybrid aspects of cognitive superiority)ハイブリッド研究所 (Hybrid CoE, Helsinki, Finland)
モデレータ:Dr./COL Josef Schroefl (Hybrid CoE )
ソーシャル・メディア,ソーシャル・ネットワーキング,ソーシャル・メッセージング,モバイル・デバイス技術の利用がますます広まっている現在,戦争に対してこれまでとは異なるアプローチが求められている.その中には,認知の領域も含まれるかもしれない.個人の認知プロセスさえも標的としうる戦争形態は,民間人への攻撃等を除外した従来の戦争形態から,根本的に逸脱することを意味している.
認知戦はロシアでは反射的統制として知られ,市民が標的となってその脳内の思考等が戦場の一部となる.それは国際秩序だけでなく,戦争の性質,行為者,期間,戦争に勝つ方法をも変えるものである.認知的優位性は,戦術(戦いに勝つこと)や戦略(戦争に勝つこと),そしてその根底にある時間軸の考え方に疑問を投げかける.このような優位性には,過去20年間にわたりウクライナ人を「ナチス」と中傷してきたロシアに見られるように,数十年にわたって展開されるキャンペーンも含まれる.同様に,中国は敵の脳に影響を与えることによって,人間の認知に直接影響を与えることが可能になると考えている.その手段を利用することにより,情報と技術的な手段によって戦わずに敵を制圧できる可能性が生まれる.一方,ロシアの反射的統制は主に紛争地域に焦点を当て,敵国を内部から弱体化させることを目的とし,認知的優位を武力紛争の周辺およびその最中に行われるとしている.NATOとしての哲学は,ロバート・H・スケールズ少将によって要約された「勝利は、地理的優位よりもむしろ精神文化的優位を獲得すること」で定義される.西側の認知戦の概念はさらに法律と倫理に縛られているのに対し,ロシアと中国の実践には実質的に境界がない.
ハイブリッド研究所(Hybrid CoE)は,CYDEF 2023においてパネルディスカッション「認知的な優越におけるサイバーとハイブリッドの側面」をテーマとし,サイバーディフェンスの観点からハイブリッド戦と認知的脅威の関係について掘り下げる.本パネルディスカッションでは,カナダ,ヨーロッパ,オーストラリアそして日本からパネリストを招き,それぞれの見識や知識を共有することで,地域特有のニュアンスやベストプラクティスに光を当て,多様な視点での議論を行う.例えば,認知戦における人工知能と量子コンピューティングの役割,可能な対抗策,ハイブリッド防衛の一部として情報,心理,サイバー要素に対抗する認知防衛の追加概念の潜在的必要性などについて議論する.
■各国のサイバー戦略におけるアクティブサイバーディフェンスの在り方 Day2 15:50-17:20 (Active Cyber Defense in Country‘s Cyber Strategy) サイバーディフェンスイノベーション機構(CYDEF, Tokyo, Japan)
モデレータ: 古市昌一 博士 (サイバーディフェンスイノベーション機構 ,日本大学 )
今日,世界はインターネットで結ばれており,世界人口の半数以上がインターネットを利用している.しかし人々を隔てる距離や境界線は事実上消滅したが,現実には,それぞれの国には異なる社会制度,経済状況,文化的・地政学的環境があり,異なる政策がとられているようだ.このことは,各国のサイバーセキュリティ戦略によって明確に示されている.
21世紀に入り,各国政府は従来の戦略に加え,サイバー領域に対する戦略を策定し始めている.攻撃者が優位に立つサイバー脅威の性質とその脅威の増大を考慮し,単なる防衛政策からより積極的な政策へと移行した国もある.
では,インターネットを利用し,同じような脅威にさらされながらも,異なる背景や様々な制約を持つ国々の対応には,どのような相違点と共通点があるのだろうか.この相違点と共通点を明らかにすることは,今後の対策を考える上で有益であろう.
本パネルディスカッションでは,様々な地域(ヨーロッパ,アメリカ,シンガポール,日本)からスピーカーを招き,それぞれの国でサイバー領域において実施されている政策や戦略の背景には何があるのか,積極的なサイバー防衛のためにどのような対策がとられているのか,そしてこれらの対策によって期待される成果や影響はどのようなものなのかについて議論する.
登壇者
※登壇順に順次掲載中,橙:挨拶,青:基調講演,赤:パネルモデレータ,紫:パネリスト,緑:一般講演
木原 稔
防衛大臣
挨拶
昭和44年熊本生まれ。早稲田大学卒業後、日本航空に就職、平成17年初当選、以後平成25年には防衛大臣政務官として、さらに第4次安倍第2次改造内閣で内閣総理大臣補佐官(国家安全保障に関する重要政策担当)などの要職を歴任。その後も様々な党内委員会の要職を担い、令和3年12月には自由民主党の行政改革本部の座長、令和4年10月には国土交通委員長、令和5年9月13日には第2次岸田第2次改造内閣にて防衛大臣に就任。
プロフィール
ジョン・ウィリアム レイモンド
アメリカ合衆国宇宙軍 元宇宙作戦長
基調講演#1
ジョン・ウィリアム・レイモンド大将(退役)は2019年から2022年までアメリカ合衆国の初代宇宙コマンドの司令官を務めた。軍人の家庭に育ち、クレムソン大学卒業後、1984年にアメリカ合衆国空軍に入隊。彼のキャリアを通じて、米国宇宙軍の設立や空軍の様々な指揮官として大きな貢献を果たした。2022年に宇宙コマンド司令官を退任し、2023年に軍務を退役。
プロフィール
湯淺 墾道
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授
1970年生まれ。青山学院大学法学部卒。同大学院法学研究科博士前期課程修了。九州国際大学法学部教授、同副学長、情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授、同副学長をへて、2021年より明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授。総務省情報通信政策研究所特別研究員、海上保安庁情報セキュリティアドバイザー、国立研究法人科学技術振興機構社会技術研究開発センターSDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(情報社会における社会的側面からのトラスト形成)プログラム総括、JPCERT/CC理事、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)理事ほかを務める。
プロフィール
髙見澤 將林
東京大学公共政策大学院 客員教授
CYDEF 2023実行委員長,開会の挨拶
たかみざわ のぶしげ:長野県出身。78年東京大学法学部卒業後、防衛庁入庁。防衛省運用企画局長、防衛政策局長、防衛研究所長などを歴任。2013年7月から3年間、内閣官房副長官補(事態対処・危機管理担当)(国家安全保障局次長及び内閣サイバーセキュリティセンター長を兼務)。2016年12月から2020年1月まで、ジュネーブの軍縮会議日本政府代表部大使。2020年4月より現職。
プロフィール
ロイド ヒューイット
マイクロソフト社 防衛・インテリジェンス部門ビジネス戦略ディレクター
S1-1 パネリスト
元英国海軍およびオーストラリア海軍の物流専門家で,2020年12月にマイクロソフト社に参加してDXを推進,オーストラリア国防省のERPプログラムで重要な役割を果たした後,現在はマイクロソフト社の世界公共セクター(防衛・インテリジェンス部門)の防衛ビジネス戦略ディレクターとして,国防省顧客へのコミットメントの確保,コンセプト等考え方に関するリーダーシップの提供,軍事作戦と国家安全保障のためのイノベーションと機会の促進を担当している.
プロフィール
ラウリ コルツパルン
(株)サイバーディフェンス研究所,CTO
S1-3 パネリスト
エストニア出身.プログラマーおよびタリン技術大学でLinuxシステム管理者としてITサイバーのキャリアをスタート. 2003年,欧州で開催されたセキュリティ研究機関Zone-hのハッキングミッションを史上最速でクリア.その後,Zone-hの中心メンバーとして世界各国で実践ハッキングセミナーの講師を務める等サイバーセキュリティのトレーナー,ペネトレーションテスターとして活躍し,18年前に来日.現在(株)サイバーディフェンス研究所のCTOとして,中堅・大企業,政府機関,国際機関にサービスを提供し,インフラの安全・安定に貢献している.
プロフィール
ロルフ フレッドハイム
データサイエンス・コンサルタント会社マルコロ・リサーチ ディレクター
ロルフ・フレッドハイム博士は,データサイエンス・コンサルタント会社マルコロ・リサーチのディレクターで,同社では敵対的通信に対する洞察情報の提供や,特注の監視システムを提供している.以前は,NATO戦略通信の技術・科学開発部門で主任研究員として勤務, NATO StratCom(戦略通信センター・オブ・エクセレンス)の技術・科学開発部門で主任科学者を務めた.StratComではソーシャルメディア上のボットや荒らしに関する研究を指揮し,「Robotrolling」というタイトルで季刊誌を発行.ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、トリニティ・カレッジ・ダブリンで学位を取得.
プロフィール
セバスチャン ベイ
NATO Stratcom, Researcher
S1-5 パネリスト
NATO StratCom CoEの外部研究員で,国家安全保障,ハイブリッド脅威,選挙インテグリティ,偽情報,オンライン被害等が専門.
プロフィール
近藤 匡
海上自衛隊横須賀地方総監部 防衛部長
S1-5 パネリスト
1993年海上自衛隊入隊,以降水上艦艇幹部として勤務.2016年12月第6護衛隊司令,第27次海賊対処行動派遣水上部隊指揮官としてアデン湾において海賊対処行動に従事.2017年12月統合幕僚監部防衛課長として日米協力および防衛交流の計画立案を担当するとともに、統合幕僚監部が実施する情報作戦に携わる.2019年8月海上幕僚監部指揮通信課長として海上自衛隊のC4Iシステムおよびネットワーク構築計画立案に従事するとともに,海上自衛隊の情報戦を導入および機能構築に従事.2022年3月システム通信隊群司令として,海自の衛星通信を含むネットワーク作戦とサイバー作戦のための活動を指揮,2023年8月から現職.修士(政策・メディア)慶應大学2005年,英国王立国防大学修業2013年,CISSP.
プロフィール
ジェイソン ブラウン
アメリカ陸軍サイバー研究所,准教授,Dr./LTC
S2-1 モデレータ
陸軍サイバー研究所(ウエスト・ポイント)研究科学者兼助教授.システム設計,リスク管理,組織セキュリティを担当し,フューチャリストとして新たな脅威,技術的および社会的傾向,それらの脅威への対応を研究.現在米陸軍に勤務しており,諜報,情報作戦,サイバーキャリアの分野で活躍.過激主義,情報戦争,サイバー金融犯罪,中国のソフトパワーの将来に関する技術レポートを執筆.
プロフィール
リー チュンリ
台北 国立政治大学 国際関係学 教授,博士
S2-1 パネリスト
李瓊莉博士は台北の国立政治大学 国際関係学の教授,2018 年には研究所国防安全保障研究所の副所長を務める.アジア太平洋の包括的な安全保障,インド太平洋の地域的な多国間主義,および東アジアにおける紛争予防に関するトピックを研究している.アジア太平洋安全保障協力会議 (CSCAP),太平洋経済協力会議 (PECC),その他の二国間戦略対話を含む政策研究コミュニティに積極的に参加.パーデュー大学のクラック技術外交研究所,アメリカン大学のASEAN 研究イニシアチブ,ワシントン D.C. のスティムソン・センター,UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)のリュー国際研究所および米国サンディア国立研究所 コーポレーティブ・モニタリング・センターの招待客員研究員を務めている.1995 年,メリーランド大学カレッジパーク校政府政治学部で博士号を取得.
プロフィール
ケビン レンツ
テキサス大学 LBJ スクール・フォー・パブリックアフェアーズ 大学院生
S2-1 パネリスト
LBJ スクールのパブリック・アフェアーのグローバルポリシー研究とアジア研究の修士課程の学生.サイバー領域におけるインド太平洋軍の変化を調査するグローバル・ディスインフォメーション研究所のサイバーパ・シフィック・プロジェクトを率いている.2020 年に,シドニー大学の学生として,影響力やサイバー作戦などの型破りな脅威が国際関係にどのような影響を与えているか,またインド太平洋の同盟軍がこれらの脅威に対処するためにどのように適応し始めているかに興味を持ったことから本研究を行っている.VSFS会員.米国国務省東アジア太平洋局でインターンを務め,ストラウス・センターでサイバーセキュリティフェローシップ,ロナルド・レーガン研究所とアレクサンダー・ハミルトン協会で国防フェローシップを務めている.
プロフィール
アルバート ジャン
オーストラリア戦略政策研究所,アナリスト
S2-1 パネリスト
オーストラリア戦略政策研究(ASPI)のアナリストとして,サイバー,テクノロジー及びセキュリティ問題を専門とする.人工知能,拡張現実,説得技術などのエマージング・テクノロジーと,影響工作,偽情報,サイバースパイを含む対外干渉等学際領域の研究を行っている. OSINTアナリストおよび調査官としての熟練度を活かし,現代の地政学的問題に対する戦略的洞察を提供している.RやPythonなどの言語を用いた高度なプログラミングスキルを有し,複雑なデータセットを分析するためのAIアプリケーションを開発してきた.メルボルン大学で純粋数学を専攻し,理学士号と理学修士号を取得.
プロフィール
ヨーゼフ シュローフル
Hybrid COE戦略・防衛担当 副センター長,Col./Dr.
S2-2 モデレータ
1982年にオーストリア軍(AAF)でキャリアをスタート,軍のさまざまな分野で活躍した.2006年からはオーストリア国防総省のSMEを務める.包括的アプローチ,ハイブリッド脅威,サイバーセキュリティ/サイバー防衛を担当.AAFやオーストリア・サイバーセキュリティの代表としていくつかの国際会議に参加. 米国デラウェア大学でコンピュータサイエンスの学士号,国際関係学の修士号,ウィーン大学で国際政治学の博士号を取得.非対称/サイバー/ハイブリッドの脅威,危機,紛争,戦争に関する著書多数.現職はヘルシンキにあるハイブリッドCoEの戦略・防衛担当副所長.
プロフィール
サッシャ・ダブ バックマン
キャンベラ大学 法律・安全保障,教授
バックマン教授は,バルカン半島での作戦経験や米海兵隊での交換将校経験を持つ元中佐(GER A Res).過去20年間,米国,中東,南アフリカ,ヨーロッパで様々な職務に就いてきた.NATO,米中米軍司令部,米アフリカ軍司令部,オーストリア国防省,スウェーデン国防大学,デンマーク王立国防大学,南アフリカ国防軍,オーストラリア国防大学と協力し,ハイブリッド戦/脅威、法戦,情報戦等をテーマとして講演を行ってきた.NATO SHAPE for the Asia-Pacific (Hybrid Threats and Lawfare)のフェローとして,影響工作,グレーゾーン,ハイブリッド戦,大国間競争,オーストラリアとアジア太平洋の安全保障を研究.オーストラリア国防軍(ADF)の統合影響力作戦局(Directorate of Joint Influence Operations)やADF全体で定期的に客員研究員を務めている.
プロフィール
ガスメンド ハスカジ
ガズメンド氏はスウェーデン国防大学でサイバースペース・オペレーションの博士課程に在籍,スウェーデン軍ではサイバー関連のインテリジェンス・ディレクターを務めた.それ以前は国連のインテリジェンス・セルで数年間任務地域の責任者を務めた.退役軍人であり,2度のバルカン半島派遣と1度の中央アジア派遣を含め,紛争地域と紛争後の地域で5年以上の任務を経験.レスター大学で2年間のセキュリティ・リスク管理修士号,ストックホルム大学で2年間の情報セキュリティ修士号を取得した.また,ハーバード・ケネディスクールのサイバーセキュリティに関するエグゼクティブ教育プログラムを修了した他,ハーバード・ケネディスクールのエグゼクティブ教育プログラム「サイバーセキュリティ:政策とテクノロジーの交差点」,ジュネーブ・センター・フォー・セキュリティ・ポリシー・ヨーロピアン・トレーニング・コース(ETC)を修了.2014年には安全保障プロバイダーとしてのEUに関するEEAS副事務局長のスレッドに答える最優秀アイデアを受賞.また,クランフィールド大学,セント・アンドリュース大学,KTH王立工科大学で学術研修,国連安全保障局(DSS)で専門研修を受けた.ISACAスウェーデン支部の研究開発委員長を務め,公認情報セキュリティ・マネージャー(CISM)でもある.
プロフィール
足立 吉樹
防衛省防衛研究所 副所長
足立陸将補は、1992年に防衛大学校を卒業後、高射特科幹部として陸上自衛隊のキャリアをスタートした。最初は第2高射特科群第308高射中隊副射撃小隊長として配置され、その後1999年まで第308高射中隊射撃小隊長、中隊運用訓練幹部、第2高射特科群第3科運用幹部を務めた。2002~03年には在日米陸軍司令部付連絡幹部、2004~05年には国連ゴラン高原国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)司令部先任兵站幕僚を務めた。彼は、2006年から2014年にかけて、統幕運用部担当、陸幕防衛部担当、陸幕装備部後方計画班長など、いくつかの幕僚勤務を経験した。彼は2014~15年に第7高射特科群長として群を指揮。2015年、内閣官房国家安全保障局参事官を拝命。その後、2017年に米国に在米日本大使館防衛駐在武官として赴任。2020年に帰国すると、陸幕指揮通信システム・情報部長に着任し、陸自のサイバー、EW、システムネットワーク、情報を統括した。2023年3月末から現職。 彼は日本で幹部上級課程と式幕僚課程を学び、アメリカにおいて米陸軍防空学校大尉職域課程及び国防大学隷下の国家戦略大学修士課程で学んだ。
プロフィール
古市 昌一
日本大学 教授,博士(工学)
S2-4 モデレータ
広島大学卒業後三菱電機(株)で並列推論計算機や交通シミュレーションなどの研究開発に従事した後,IEEE 1516 HLAの標準化や防衛省向けの分散型指揮統制システム実験装置等モデリング&シミュレーション(M&S)の事業化を担当して慶應義塾大学で博士(工)を取得.2008年から日本大学の教授としてM&Sとシリアスゲームの研究に従事し,NHK歴史探偵のM&Sを多数担当.現在日本デジタルゲーム学会副会長を務め,サイバーセキュリティを含む教育・医療・福祉など多岐にわたる分野の研究に従事.
プロフィール
フィル サスマン
ノリッジ大学応用研究所(NUARI) 所長
S2-4 パネリスト
重要インフラや組織のサイバーセキュリティに対する準備、対処、復旧のための戦術、ツール、プロセスの開発等をNUARIで主導。DHSや金融業界と協力しDECIDE®サイバーウォーゲームプラットフォームの開発やクウォンタム・ドーン演習等を実施。また、バーモント州陸軍州兵情報戦学校やバーモント州空軍州兵第229サイバー作戦隊の設置にも参画。2022年12月にはバーモント州知事から人工知能諮問委員会の委員に任命。
プロフィール
三宅 功
NTTデータ先端技術(株)、筑波大学 フェロー、客員教授 人工知能研究センタ
1980年東北大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。同年日本電信電話公社(現NTT)電気通信研究所入所。高速パケットベースの広帯域通信ネットワークおよびシステムの研究開発、ITU-Tでの国際標準化に従事。1991年に東北大学で博士号を取得。その後、2003年から2007年までNTTデータ先端技術株式会社の代表取締役社長に就任。2007年から2009年までNTTサービスインテグレーション研究所所長、2009年から2011年までNTT情報流通基盤総合研究所所長。2011年よりNTTデータ先端技術株式会社代表取締役社長。同社では、官公庁、金融、重要インフラ企業のITインフラの設計・構築・運用、情報セキュリティマネジメントサービスの提供に携わる。2018年に同社代表取締役社長を退任し、コーポレートフェローに就任。2018年より筑波大学人工知能研究センター客員教授も務める。 情報セキュリティ、通信技術に関する技術論文、記事、著書多数。 CISSP、CISA、電子情報通信学会フェロー、JASA(日本情報セキュリティ監査協会)副会長
プロフィール
クララ ルメール
Splunk社 欧州政府担当
クララ・ルメールは Splunk社 の欧州政府担当.EUだけでなく,フランスやドイツなどの主要市場において,Splunkに影響を与える重要な規制や政策の動向を把握している.専門分野はサイバーセキュリティ政策,データガバナンス,クラウド,AI規制など.2019年にSplunkに入社する以前,英国のエネルギー企業であるセントリカの広報を担当していた.広報コンサルタント,欧州議会議員のアシスタントとしてキャリアをスタートさせた.
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ツェン イースオ
台湾国防・安全保障研究所 ,アシスタント・リサーチ・フェロー,博士
S2-4 パネリスト
Yisuo Tzeng 博士は,現在台湾の国防省の超党派研究機関である国防防衛セキュリティ研究所 (INDSR) のサイバー戦争と意思決定シミュレーション部門に所属している.国防大学と淡江大学でも非常勤助教授として講義を行っている.国立台湾大学で金融学の学士号,ジョージ・ワシントン大学で政治学の博士号を取得.中国の影響力キャンペーン,デジタル監視,サイバー戦争,防衛における人工知能(AI),サイバーセキュリティガバナンスにおける軍の役割,新たなサイバー電子宇宙戦争に関する研究をしている.Track-I2/1.5会議や台湾有事に関する机上演習にも参加.
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クサバ クラズナイ
ハンガリー 公立大学 サイバーセキュリティ研究所 所長
一般講演
ハンガリーのルドヴィカ公立大学の准教授で,サイバーセキュリティの研究に従事,同大学のサイバーセキュリティ研究所の所長を務めている.高等教育での活動に加え,教育現場以外の実業界でも活躍している.2005年にCISA,2006年にCISMとCISSP,2008年にCEH,2012年にISO 27001 Lead Auditor,2015年にCSSLPの認定を取得.Magyary Zoltán電子政府協会とVoluntary Cyberdefence Cooperationの理事,ISACA Budapest ChapterとHungarian Association for Electronic Signatureのメンバー.2011年にはセキュリティ・エキスパート・オブ・ザ・イヤーに選出された.
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ジョセフ ジャーネキ
国王立防衛安全保障研究所(RUSI),リサーチフェロー
一般講演
英国王立防衛安全保障研究所 (RUSI) のサイバーおよび破壊的技術に関するリサーチ・フェロー.主な研究対象は,サイバー能力構築,サイバー防御展開,サイバー能力提供など公衆の国際サイバーセキュリティ支援.また,ネットワーク・セキュリティ,ナショナル・サート,国家戦略に関連するインド太平洋全域のサイバー・ガバナンスについても研究,さらに,衛星通信に対するサイバー脅威,特にニュースペースに関連するプロジェクトや,サイバー国家戦略におけるビッグテクノロジーの役割に対処するプロジェクトも指揮.破壊的技術全体に渡り,高度なセンシングと安全な通信のための量子テクノロジーの影響,公共サービス提供のためのハイパーコネクティビティ,医療と誤情報/偽情報のための人工知能に焦点を当ててきた.RUSI所属以前は英国の治安サービスの民主的監視に取り組むキングス・カレッジ・ロンドンの研究プロジェクトに参加.
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サンドロ ゲイケン
博士,Monarch創設者
デジタル・ソサエティ・インスティテュート・ベルリン所長,Monarch創設者兼CLO,Hensoldt Cyber GmbH創設者兼チーフ・サイエンティスト.オックスフォード大学マーティン・スクールのフェロー,ハーバード・ケネディスクールのAIイニシアチブのアドバイザー,Le CNAM Parisのプロジェクト共同リーダー兼リサーチ・ディレクター,NATO防衛大学のサイバー戦講師,NATO SPSプログラムのサイバーセキュリティとサイバー防衛戦略のディレクター,米特殊作戦のヴァルカン・エコシステム内の重要なイノベーターに指名されている.研究開発活動の主な焦点は,サイバーセキュリティ,サイバー戦争,ハッキング,プライバシー,AI,ディープテック情報社会である.
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ベルナール シーマン
Ing. エグモント王立国際関係研究所シニア・アソシエート・フェロー (ベルギー)
ベルナール・シーマンはベルギー外務省付属エグモント王立国際関係研究所シニア・アソシエート・フェロー.ハイブリッド脅威とハイブリッド戦,グローバル海洋地政学を担当.また,地中海と中東の研究も担当している.ベルギー王立陸軍士官学校,欧州安全保障防衛大学(ESDC)でも教鞭をとる.また,ブリュッセル自由大学(VUB)ブリュッセル外交アカデミーの金融・サイバー外交部長も務める.ルーヴェン・カトリック大学の研究所を卒業し,京都大学で土木工学の学位を取得,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンスで行政学の修士号を取得.ベルギーのフィリップ国王からレオポルド騎士勲章を,故エリザベス女王からは大英帝国勲章を授与されている.
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ヴァスコ プラテス
NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence CDR戦略部門研究員
ヴァスコ・プラテス中佐は2021年3月エストニアのタリンにあるNATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence(CCDCOE)の研究員に任命.CCDCOE着任前は,ポルトガル海軍のサイバー防衛担当幕僚を務めていた.ポルトガル海軍の複数の艦艇に配属され,海外任務に従事する傍ら,NATOやEUの国際作業部会や国際・国内演習に参加し,サイバー防衛の分野で9年以上の経験を積んだ. CCDCOE着任初年,ヴァスコ中佐は作戦部門の研究員であり,NATO ACT認定コース「作戦計画へのサイバー考慮の統合」のコースディレクターを務めた.ヴァスコ中佐は現在戦略部門に所属,サイバー防衛分野における能力開発の取り組みにおいてNATOやパートナー諸国に軍事的専門知識を提供することを主な役割としており,サイバー空間における軍隊の役割,すなわち防衛計画,サイバーセキュリティ危機管理,能力開発に関する分析を提供している. ヴァスコ・プラテス中佐はポルトガル海軍兵学校で兵器と電子システムに関する軍事科学の学位を取得,安全保障と防衛,労働安全衛生の2つの大学院を修了している.
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森山 朋美
NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE), 戦略部門研究員
2006年 防衛庁(当時)入庁 2022年 現職(防衛省からの派遣)
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マート ヌーマ
博士,NATO Cooperative Cyber Defense Center of Excellence ディレクター
CCDCOEに参加する以前いくつかの組織でイノベーションとデジタル変革を主導.タルトゥ大学ではMilrem Robotics社の科学・開発ディレクター,学務担当副学長,宇宙技術部長,宇宙・防衛技術教授を歴任.国立標準技術研究所(NIST)とヘルシンキ工科大学にも勤務し,2005年に技術科学博士の学位を取得した. マート ヌーマはイノベーションと新技術開発に関するNATO,EU,国際協力に積極的に携わってきた.NATOの新興・破壊的技術諮問グループ,NATO STO応用車両技術パネル,EEAS宇宙諮問委員会,IEEE自律型兵器システム専門家諮問委員会のメンバーを務める.
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セバスチャン シムータ
NATO法務部門研究員
エストニアのタリンにあるCooperative Cyber Defence Centre of Excellence。専門はサイバー戦への国際法の適用。また、世界有数の実戦的サイバー演習であるLocked Shieldsの運営チームの一員でもある。さらに、概念的・法律的な専門知識で他の(サイバー)演習をサポートし、各関係者がより現実的で挑戦的な訓練を行えるよう支援している。
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グンダース バーグマニス コラッツ
博士,NATO StratCom COE, 主任研究員
信号・画像処理の博士号を持ち,NATO StratCom COEの主任研究員.主な研究テーマは,偽情報の状況における人工知能(AI)の進化する役割.バーグマニス・コラッツ博士は,その仕事の範囲内で数多くのプロジェクトに携わっている.カスタム分析ツールにおけるAIの実用化において専門知識を活用し,その効率と精度の向上を目指している.さらに,EUの小規模言語におけるAIの適用可能性,特に偽情報に対抗する文脈についても研究している.これらの研究分野に加え,バーグマニス・コラッツ博士は戦略的コミュニケーションにおけるAIの役割を研究しており,大規模言語モデルを含む最先端のジェネレーティブAIの意味合いと可能性に強い関心を寄せている.また,データブローカーのセキュリティへの影響やソーシャルメディアプラットフォームの分析などにも取り組んでいる.
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時藤 和夫
Dr./Major General (Retired),CYDEF 2023 実行委員 副委員長
1985年 防衛大学校 卒業 同年 航空自衛隊入隊 主に通信電子部門にて航空自衛隊の通信ネットワーク、 システム及びレーダ運用及び関連事業を担当 2011年 航空幕僚監部防衛部情報通信課長 2013年 統合幕僚監部指揮通信システム部長 自衛隊統合の情報通信システムの構築及びサイバーセキュリティ対策強化に尽力 2015年 第4航空団司令 兼ねて 松島基地司令 2017年 北部航空方面隊副司令官 2018年 退官 2018年 防衛関連企業 顧問 2023年 CYDEF 2023 実行副委員長
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ミエッタ グロエンヴァルド
大佐,NATO C2 COE 所長
ミエッタ グロエンヴァルド大佐はNATOコマンド&コントロール・センター・オブ・エクセレンス(C2COE)の所長である。C2COEはコマンド&コントロールに関する専門知識でNATOをサポートしている。現在は特にNATOマルチドメインC2の開発、作戦レベル司令部の変革、接続性と意思決定における技術の影響について取り組んでいる。
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井手 達夫
博士,サイバーディフェンスイノベーション機構 理事
防衛大学校で学士、放送大学で修士、早稲田大学で博士号を取得。1992年海上自衛隊入隊、以後水上艦、潜水艦乗組、システム関連部隊、統幕・海幕、防衛大学校、幹部学校で勤務。2023年より日本先端情報大学(仮称)設置準備委員。
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ステファニー カーヴィン
博士,カナダ,カールトン大学ノーマン・パターソン国際関係学部 准教授
研究テーマは国家安全保障と国際安全保障。現在は、重要インフラ保護、情報、公共政策の分野で教鞭をとる。ステファニーはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得し、学位論文を『Prisoners of America's Wars: From the Early Republic to Guantanamo』(コロンビア/ハースト、2010年)として出版。近著は『Stand on Guard』: Stand on Guard: Reassessing Threats to Canada's National Security」(トロント大学出版、2021年)で、カナダの公共政策における最優秀書籍に贈られる2021年度ドナー賞にノミネートされた。共著に『インテリジェンスと政策決定』(The Intelligence and Policy Making)がある: Thomas Juneauとの共著に『The Canadian Experience』(Stanford University Press、2021年)、『Science, Law, Liberalism and the American Way of Warfare』がある: The Quest for Humanity in Conflict (Cambridge, 2015)をマイケル・J・ウィリアムズと共著。2009年、米国防総省の戦争法作業部会オブザーバー、ジョージ・ワシントン大学ロースクール客員研究員。2012年から2015年まで、カナダ政府のアナリストとして国家安全保障問題を担当。次のプロジェクトは、クイーンズ大学のアマルナート・アマラシンガム助教授との共著によるカナダの極右に関する本である。
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ディディエ ダネ
博士, GEODEサイエンスリサーチグループ コンサルタント
サン・シール陸軍士官学校(フランス)「サイバーセキュリティ」のポストマスターデグリーの前ディレクター, 最近の出版物はサイバーディフェンス,第2版,アルマン・コラン,U Coll., Paris 2023年
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ティム ペリー
BAEシステムズ・デジタル・インテリジェンス,国際サイバーセキュリティ・コンサルタント
ティム・ペリーは,BAEデジタル・インテリジェンスのサイバーセキュリティ・プログラム・リードとして,世界中の政府系クライアントのサイバーセキュリティ・ソリューションの提供を支援している.BAE DI入社以前は英国政府で18年間勤務、英国国家サイバーセキュリティ戦略の策定など,サイバーに特化したさまざまな職務に携わった.
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セルヒイ デメディク
ウクライナ国家安全保障防衛会議副長官,ウクライナ国家安全保障防衛会議,国家サイバーセキュリティ調整センター
ウクライナ国家安全保障・国防会議副長官,3階級警察総監(General).戦闘と訓練における高い功績が認められ,「非の打ちどころのない勤務に対して」国家勲章第3位を授与された.2015年までウクライナ内務省でサイバー犯罪と経済犯罪対策の分野で管理職を務めた.2015年から2019年まで,ウクライナ国家警察のサイバー警察部長を務めた.S.デメディユクの直接指導の下,ウクライナでサイバー犯罪の検知と捜査を専門とする初の法執行部門“サイバー警察”の創設と結成に関するプロジェクトが成功裏に実施された.2019年10月21日,ウクライナ大統領令第765/2019号により,ウクライナ国家安全保障・防衛評議会副長官に任命された.また,国家サイバーセキュリティ・コーディネーション・センターの副センター長も兼任している.
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ジェイソン シルベス
中佐,クアラルンプール米国大使館 二国間担当官、ワシントン州空軍州兵
シルベス中佐は、1999年にワシントン大学を卒業すると同時に米陸軍に入隊した。韓国で1-72アーマー、「ファースト・タンク」でアーマー小隊長を務めた後、通信兵に転向。シルベス中佐は、第5戦隊信号司令部で小隊長から司令部G3作戦センターまであらゆるレベルの作戦に従事し、不朽の自由作戦とイラク自由作戦に派遣された部隊を支援した。2006年には、1-40騎兵隊(ABN)の中隊信号将校として、イラク解放作戦06-08を支援した。シルベス中佐は2009年にアラスカ州空軍に入隊し、第176航空管制中隊と第176部隊支援中隊に勤務した。2011年10月にワシントン州空軍に入隊。第262サイバー空間作戦中隊と第252サイバー空間作戦群に所属。現職に就く前は、第194通信飛行隊を指揮し、ワシントン州兵第194航空団にあらゆる通信支援を提供していた。シルベス中佐は、タイ王国や最近ではマレーシアとのワシントン州空軍サイバースペース・パートナーシップの陣頭指揮を執った。
プロフィール
ブランドン ウォレス
デロイト トーマツ サイバーLLC マネージャー
15年以上の技術経験を持つ情報システムセキュリティ管理およびサイバーセキュリティアナリストのプロフェッショナル.2020年にデロイトUSに入社後2023年にデロイト トーマツ サイバーLLC(DTCY)に転籍.デロイト入社以前は,米空軍で武装システムスペシャリストおよび適合性アナリストとして勤務し,空軍のさまざまな戦闘資産の運用能力をテストしていた.ペンシルベニア州立大学でエンジニアリング・マネジメントの理学修士号を取得,CISSPやSecurity+などの主要な業界資格を保有.彼の経歴には,複数の防衛サイバー作戦プログラム管理事務所とアクティブ・サイバー防衛プログラムにおけるシステム・エンジニアリングとテスト管理が含まれる.また,主要なクラウド・コンピューティング・サービス,ビジネス・アプリケーション,サイバー防衛機能,オンプレミス・システムの認定および継続的モニタリング(リスク管理フレームワーク)活動を通じて,国防総省組織を成功に導いた経験もある.DTCYの一員として,サイバーリスク戦略,セキュリティ評価プログラム,脆弱性管理,脅威インテリジェンス,サイバーセキュリティ監視,回復力プログラムの開発および実施を支援している.
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コンラッド プリンス
BAEシステムズ・デジタル・インテリジェンス,シニア・アドバイザー
コンラッド・プリンスCBはBAEシステムズ・デジタル・インテリジェンスのシニア・アドバイザー.2008年から2015年まで英国のサイバー情報・セキュリティ機関である政府通信本部の副本部長を務める.2015年,英国政府初のサイバーセキュリティ大使に就任し,サイバーセキュリティ戦略についてさまざまな政府に戦略的助言を提供,英国の国家サイバー戦略のさまざまな側面の実施について助言した.2018年に公務員を辞め,現在は民間企業でさまざまなサイバー・アドバイザリーを務め,取締役会に対してサイバー脅威に関する助言を行い,サイバー戦略の策定を支援している.BAEシステムズ・デジタル・インテリジェンスの上級顧問として,サイバー問題について多くの国に助言している.また,英国のシンクタンクである英国王立サービス研究所の特別研究員として,同研究所のサイバー研究プログラムのリーダーを務めている.
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鍛 忠司
博士,株式会社 日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部 サービスシステムイノベーションセンタ 主管研究長
1996年日立製作所入社以来、サイバーセキュリティの研究開発および国際標準化活動に従事。現在はサイバーセキュリティに加えて、デジタル社会におけるトラストのためのフレームワーク、スマートシティの研究開発に取り組む。情報セキュリティ大学院大学連携教授。 博士(情報科学)。
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ステファン ネルマン
博士,NATO C2COE スタッフオフィサー
NATO C2COE (コマンド&コントロール センターオブエクセレンス)のアカデミックネットワーク担当スタッフオフィサー
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関根 太郎
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社, 代表取締役社長
2013年にNTTコムセキュリティ・ジャパン株式会社設立に参画し、日本事業企画を所掌。セキュリティ人材を登用するための人事制度改革に従事。さらに2014年から2016年まで、グローバルGTMリーダも兼務。2018年から、NTTセキュリティ株式会社CAOとして、人事、情報セキュリティ、ガバナンスを所掌。2023年6月から、NTTセキュリティ株式会社 代表取締役社長、及びNTTセキュリティ・ホールディングス株式会社 代表取締役副社長。 通信放送連携サービスの事業企画、サービス化、アライアンスパートナーシップに従事し、NTTグループが提供する光ファイバ放送、IP再送信サービスの商用化を実現。さらに、オンラインマーケティング、ウェブデスクトップ、公共向け大気汚染監視システム等、サービス企画開発に従事。
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テオ シャンツェン
Ensign InfoSecurity,アドバイザリー担当副社長
Teo Xiang Zheng は、アジア最大級のピュアプレイ・サイバーセキュリティ企業である Ensign InfoSecurity (Ensign) のアドバイザリー担当バイスプレジデントです。 アドバイザリーサービスの責任者であり、サイバーセキュリティ戦略に関する専門的な助言とアドバイザリーをリーダーや経営幹部に提供し、サイバーセキュリティの脅威を理解し、サイバーリスクを管理するためのアプローチをアドバイスすることで、十分な情報に基づいたリスク管理の意思決定を行えるようにしています。また、サイバーセキュリティの脅威を理解し、サイバーリスクを管理するアプローチをアドバイスすることで、十分な情報に基づいたリスク管理の意思決定を行うことができる。また、クライアントのミッション目標達成を支援するため、学際的なチームによる特別で複雑なプロジェクトを自ら主導している。 Teo Xiang Zhengは、テクノロジー、マネジメント、サイバーセキュリティのコンサルティングを経験したキャリアコンサルタントである。現在、多国籍組織、重要情報インフラ事業者、政府機関、業界団体に対し、サイバーセキュリティ防衛態勢の強化に関するアドバイスを行っている。 Teo Xiang ZhengはGeneva Dialogue for Responsible Behaviour in Cyberspaceのコアメンバーであり、MITRE Engenuity Center for Threat Informed DefenseをリサーチスポンサーとするEnsign InfoSecurityの技術代表です。 南洋理工大学コンピュータ工学部卒業。シンガポール経営大学で商法修士号を取得。また、米国ハーバード大学のJohn F. Kenndy School of Governmentのサイバーセキュリティに関する幹部教育プログラムや、カーネギーメロン大学のハインツ・カレッジの最高情報セキュリティ責任者(CISO)認定(幹部教育)プログラムにも参加している。"
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マーティン リビッキ
U.S. Naval Academy, Distinguished Visiting Professor, Ph.D. (1978年カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了)
マーティン・リビッキは、米海軍兵学校でサイバーセキュリティ研究のキーサー・チェアを務める。 教鞭をとるかたわら、サイバー戦争や情報技術が国内および国家安全保障に与える影響全般に関する研究を行う。サイバー戦争に関する2021年の教科書『Cyberspace in Peace and War』(第2版)、『Conquest in Cyberspace』の著者: Conquest in Cyberspace: National Security and Information Warfare』(サイバー空間における征服:国家安全保障と情報戦争)や、ランド研究所の様々な関連モノグラフを執筆。国防大学に12年、海軍参謀本部(ロジスティクス)に3年、米国会計検査院(GAO)に3年勤務。
プロフィール
ユヴァル エロヴィチ
ベングリオン大学(BGU)教授, Ph.D.
ネゲヴのベングリオン大学(BGU)テレコム・イノベーション研究所所長、BGUサイバーセキュリティ研究センター長、BGUソフトウェア・情報システム工学科教授。BGUでコンピュータおよび電気工学の学士号および修士号、テルアビブ大学で情報システムの博士号を取得。主な研究テーマは、コンピューター・ネットワークセキュリティ、サイバーセキュリティ、ウェブインテリジェンス、情報戦争、ソーシャルネットワーク分析、機械学習。また、サイバーセキュリティの分野で専門的なコンサルティングも行っており、移動標的型防御に関連する革新的なサイバーセキュリティ・メカニズムを開発する新興企業Morphisecと、医療用画像機器のセキュリティに焦点を当てたCyberMedの共同設立者でもある。
プロフィール
ジェイソン シルベス
中佐、クアラルンプール米国大使館二国間担当官、ワシントン州空軍
「シルベス中佐は、1999年にワシントン大学を卒業すると同時に米国陸軍に入隊した。韓国では1-72アーマーの "ファースト・タンク "でアーマー小隊長を務めた後、通信に転向。シルベス中佐は、第5戦隊であらゆるレベルの作戦に携わった。小隊長から司令部G3作戦センターまで、第5戦隊信号司令部であらゆるレベルの作戦に携わり、不朽の自由作戦とイラク自由作戦に派遣された部隊を支援した。2006年には、1-40騎兵隊(ABN)の中隊信号将校として、イラク解放作戦06-08を支援した。シルヴェス中佐は2009年にアラスカ州空軍に入隊し、第176航空管制中隊と第176部隊支援中隊に勤務した。2011年10月にワシントン州空軍に入隊。第262サイバー空間作戦中隊と第252サイバー空間作戦群に所属。現職に就く前は、第194通信飛行隊を指揮し、ワシントン州兵第194航空団にあらゆる通信支援を提供していた。シルヴェス中佐は、ワシントン州兵とタイ王国とのサイバースペースパートナーシップの陣頭指揮を執り、最近ではマレーシアともパートナーシップを結んでいる。
プロフィール
橋本 豪
Partner, Attorney at Law, Oh-Ebashi LPC & Partners
A seasoned international practice attorney, Mr. Hashimoto’s clients include a number of governments and global enterprises and he has been very active in cross-border business transactions, dispute resolution, regulatory and compliance matters and government relations for over a quarter of a century. One of the few private sector attorneys in Japan whose practice focuses on national security matters, his practice increasingly involves cybersecurity, export control, investment regulations and defense industry matters, making him a rare “bridge” between the civilian and military entities and organizations, Japanese and non-Japanese. He was a loan officer at the Export-Import Bank of Japan (1989-1993) and started off his career as an attorney in New York City at O’Melveny & Myers LLP (1997-1998). Since then, he has been a partner at Bingham McCutchen LLP (now a part of Morgan Lewis Bockius LLP), Greenberg Traurig LLP, Nishimura & Asahi and Atsumi & Sakai, and is currently a partner at Ohebashi LPC & Partners. He is a graduate of Tokyo University (LL.B., 1989); University of Pennsylvania Carey Law School (LL. M., 1992); Columbia Law School (J.D., 1996); and Columbia University School of International and Public Affairs (M.I.A., International Economic Policy, 1997). He is also a Reserve Lieutenant Colonel, JGSDF and is currently a PhD candidate (International Law, LOAC) at Osaka University.
プロフィール
開催概要
開催日・タイムテーブル
2023年11月29日(水)ー 12月1日(金)Day1 : 11月29日(水)9:00~19:05 Day2 : 11月30日(木)9:00~17:25 ※18:00-20:00は(特別)交流会 Day3 : 12月 1日(金)9:00~11:50 ※ラップアップセッション 総括セッション(ラップアップセッション)では6つのサブテーマについてモデレータが内容を総括します セッション一覧
(予定) Day1 11/29(水) Day2 11/30(木) Day3 12/1(金) 08:00-09:00 受付 受付 受付 09:00-09:05 (5分) 開会挨拶 挨拶 挨拶 09:05-09:35 (30分) 基調講演#1 基調講演#2 09:05-10:35 総括セッション (10分) モデレータが総括 09:45-11:15 (90分) パネルディスカッション #S1-1 パネルディスカッション #S2-1 10:35-10:45 休憩 11:15-12:30 (75分) 昼休憩 昼休憩 10:45-11:45 来年度に向けて 11:45-11:50 閉会式 12:30-14:00 (90分) プレゼンテーション #S1-2 パネルディスカッション #S2-2 (10分) 休憩 休憩 14:10-15:40 (90分) パネルディスカッション #S1-3 プレゼンテーション #S2-3 (10分) 休憩 休憩 15:50-17:20 (90分) プレゼンテーション #S1-4 パネルディスカッション #S2-4 (10分) 休憩 17:30-19:00 (90分) パネルディスカッション #S1-5 18:00-20:00 交流会 (招待者のみ) 会場は品川プリンス ホテルで行います
タイムテーブル
開催方式・会場
オンサイト(会場での参加,同時通訳付き,加えてオンデマンドでの参加権も含む)およびオンデマンド(会期終了後一定期間講演動画を閲覧する参加方式) 会場:ビジョンセンター品川 会場までのアクセス:JR各線・京急本線「品川駅(高輪口)」徒歩3分 〒108-0074 東京都港区高輪4-10-8 京急第7ビル2F,3F ビジョンセンター品川 [受付は3F] オンサイト参加登録者は,オンデマンドでの参加も可能
参加者
情報セキュリティ・サイバー依存の高いビジネス・ディフェンス業務に携わる技術者及び管理者、IT/ICT企業、防衛関連企業、金融・社会インフラ企業のIT/セキュリティ/事業継続企画部門、海外依存の高い企業の経営者、サイバーに関する国内・国際法担当者、サイバーディフェンスに関心のある学術関係者、官公庁、学生など
参加登録費
【オンサイト】 一般 30,000円,アカデミア・ガバメント 15,000円,学生 5,000円
【オンデマンド】 一般 10,000円,アカデミア・ガバメント 5,000円,学生 1,000円,優待コード保有者 無料,会員 無料
参加登録は,(1)事前参加登録と(2)本登録の2ステップから構成されます.(1)事前参加登録時には,個人情報保護とチャタムハウスルールの遵守に関して同意確認を行います.(2)本登録では支払いを行った後に参加証(チケット)が発行されます.無料参加者の場合も必ず(1)と(2)の両方を実施する必要があります. オンサイトとは,会場で聴講する参加登録形式のこと.会場での受付時には,公的な身分証明書(免許証またはパスポート等)による本人確認を行います.本人確認ができない場合には,会場に入場できません.その場合も,参加費の払い戻しは行いませんので,参加登録時の氏名入力には誤りがないようにしてください.なお,オンサイトで参加された場合,オンデマンドによる参加者と同じくカンファレンス終了後一定期間各セッションの録画動画をオンデマンドで聴講可能です. オンデマンドとは,カンファレンス終了後一定期間各セッションの録画動画をオンデマンドで聴講可能な参加登録形式のこと アカデミア・ガバメントとは,教育機関/研究機関/政府機関に所属されている方のこと 優待コード保有者とは,主催者から配布された優待コードを使って参加登録をする方のこと.なお,不正な優待コードを使用して参加登録した場合には,オンサイトの場合は会場で入場をお断りします.オンデマンドの場合は,オンデマンド動画視聴方法のメールを送信いたしません. 会員とは(一般社団法人)サーバーディフェンスイノベーション機構の会員のこと プレスの参加希望者は,まずCYDEF 2023 運営事務局 (問い合わせ先:cydef2023@ec-mice.com )に問い合わせ,優待コードを入手した後,全員が個別に事前参加登録と本登録を行ってください.
※以下の協賛・後援各企業または組織のリンクやバナー等については,お申し込み順に掲載しております.また,手続き中の企業または組織については,現時点では掲載していない場合もあります.
主催
(一般社団法人)サイバーディフェンスイノベーション機構 / CYDEF実行委員会
※サイバーディフェンス研究会は2023年9月7日に法人登記して本名称に変更となりました.
助成
防衛省 (一般財団法人)新技術振興渡辺記念会 日本先端工科大学(仮称)設置準備委員会/Plannning Committee for Nippon Institute for Advanced Study of Technology
プラチナスポンサ
NTTセキュリティホールディングス株式会社 NTTコミュニケーションズ株式会社
ゴールドスポンサ
BAE Systems Digital Intelligence 株式会社 日立製作所 デロイト トーマツサイバー合同会社
シルバースポンサ
KELA Group Japan アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 富士通株式会社
ブロンズスポンサ
Cognite Software Ltd. 株式会社 構造計画研究所 横須賀海洋・IT教育の会 株式会社 横須賀リサーチパーク 株式会社 FFRIセキュリティ
パートナースポンサ
NRIセキュアテクノロジーズ 株式会社 東京海上ディーアール 株式会社 株式会社 ブレイズイースト 大日本印刷 株式会社 株式会社 Sola.com Splunk Services Japan 合同会社 サカセ・アドテック 株式会社 日本サイバーディフェンス株式会社 株式会社 マクニカ J-MEC 株式会社 大和研究所 アンカーテクノロジーズ株式会社 CompTIA 日本支局※
※ 本カンファレンスに参加して受付で参加証明書を取得することにより,各認定資格(CompTIA A+,Network+,Data Sys+,Cloud+,Security+,Linux+)更新時に必要なCEUを取得することができます.取得可能な最大CEUは次のとおりです. A+ : 4 CEU,Network+ : 6 CEU,DataSys+ : 6 CEU,Cloud+ : 10 CEU,Security+ : 10 CEU,Linux+ : 10 CEU
後援(企業)
※※CYDEF 2023はISC2 CPE対象イベントです. ISC2メンバーの方は,セッション(懇親会等を除く)への参加時間に基づいてご自身でCPEクレジットを申請してください.1時間の受講あたり1CPEとなります.受講した証明として,受講証明書を保管しておいてください.
後援(政府関連機関,各種団体,自治体等)
防衛省 外務省 経済産業省 総務省 文部科学省 内閣サイバーセキュリティセンター・サイバーセキュリティ戦略本部 警察庁 デジタル庁 公益財団法人 公共政策調査会 一般財団法人 機械振興協会 経済研究所 一般社団法人サイバーリスク情報センター 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 横須賀市
後援 (駐日各大使館,国名のアルファベット順)
ベルギー大使館 / Embassy of the Kingdom of Belgium in Tokyo 駐日英国大使館/The British Embassy Tokyo 駐日チェコ共和国大使館/Embassy of the Czech Republic in Tokyo ドイツ連邦共和国大使館 東京 / Deutsche Auslandsvertretungen in Japan 駐日エストニア共和国大使館 / Embassy of Estonia Tokyo イタリア大使館 / Embassy of Italia in Japan 駐日リトアニア共和国大使館 / Embassy of the Republic of Lithuania in Japan アメリカ大使館 / United States Embassy 駐日イスラエル大使館/Embassy of Israel in Japan
後援 (各研究所・大学,各研究所名のアルファベット順)
東京工業大学 情報理工学院 サイバーセキュリティ研究教育センター/Center for Cybersecurity Research and Education, School of Computing, Tokyo Institute of Technology ベルギー王立国際関係研究所/EGMONT – The Royal Institute for International Relations 政策研究大学院大学(GRIPS) 情報セキュリティ大学院大学 / Institute of Information Security NATOコマンド&コントロール研究所/NATO Command & Control Centre of Excellence (NATO C2COE) NATOサイバー防衛協力センター/NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence(NATO CCDCOE) NATOストラテジックコミュニケーション研究所/NATO Strategic Communication Centre of Excellence(NATO StratcomCOE) 英国王立防衛安全保障研究所/Royal United Services Institute for Defence and Security Studies ハイブリッド研究所/The European Centre of Excellence for Countering Hybrid Threats (Hybrid CoE) 陸軍サイバー研究所/Army Cyber Institute, USA
実行委員
実行委員長
副実行委員長
実行委員 (五十音順)
井手達夫 博士,日本先端情報大学(仮称)設置準備委員会委員 岩崎海 小熊慶一郎,ISC2 佐々木千尋,株式会社 サイバージムジャパン 高橋悠介,株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー 営業統括部 第4営業部 部長 中村優一 博士,ソフトバンク株式会社 則房雅也,一般社団法人サイバーリスク情報センター 顧問 古市昌一 博士,日本大学 教授 三宅功 博士,NTTデータ先端技術株式会社 フェロー 矢野義昭 博士,岐阜女子大学特別客員教授 吉村豪康,NTTデータ先端技術株式会社
プログラムパネル委員(五十音順)
井手達夫 博士,日本先端情報大学(仮称)設置準備委員会 / 一般社団法人 サイバーディフェンスイノベーション機構 池上重輔 博士,早稲田大学大学院経営管理研究科 教授 / 一般社団法人 サイバーディフェンスイノベーション機構 桑名栄二 博士,NTTテクノクロス株式会社/ 一般社団法人 サイバーディフェンスイノベーション機構 グンダース バーグマニス コラッツ 博士,チーフサイエンティスト,NATO戦略対話研究所 ヨーゼフ シュローフル 大佐,博士,ハイブリッドCOE戦略研究所 高見澤將林,東京大学公共政策大学院 客員教授(元内閣サイバーセキュリティセンター長)/ 一般社団法人 サイバーディフェンスイノベーション機構 ステファン ニューマ 大佐,博士,NATO コマンドアンドコントロール研究所 古市昌一 博士,日本大学 教授 / 一般社団法人 サイバーディフェンスイノベーション機構 ジェイソン ブラウン 中佐,博士,陸軍サイバー研究所(ACI, USA) 森山 朋美 NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE),戦略部門研究員/日本代表
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星麻美 株式会社イー・シー 齋藤大一 株式会社イー・シー